開業当初
開業当初はいわゆる下請け仕事が全体のほとんどでしたが、2008年のリーマンショックが起きた際に元請けからの受注が止まり経済的な打撃を受けました。
この時から元請け依存の事業形態を見直し始めます。
受注の窓口を増やし、リスクを分散させる事と利益率の低い下請受注割合を減らして行き、直接受注を増やして行く事が急務となりました。
そこで大まかに、オーダ家具事業、オリジナル家具小物事業、リノベーション事業(個人邸、店舗)、下請け事業の四つの窓口を設け、各々の販路の拡大に努め始めます。
下請からの脱却
オーダー家具、オリジナル家具小物、リフォームのデザインは全て自社で行うことで、外注費を減らしつつメーカーとしてのブランド力を高める事にも注力しながら、新たな販路開拓のために2011年のデザイナーズウィーク(現tokyo design week)を皮切りに展示会やデパートの催事等に積極的に出品、出店してきました。
DEN-WORKSの現在
2016年にこれまで培ってきたデザイン力、技術力を顧客に見せる場を得るために台東区谷中の築100年の長屋を購入し自宅兼ショールームをオープン。
地元の顧客からの受注も増え始め、元請け依存の事業形態から脱却することができました。
リノベーション事業もコンスタントに受けることができるようになってきました。
家具以外にもオリジナルiPadケースや彫刻、もともと得意であったスピーカー製作など業務内容は多岐に渡り、デザイン力と技術力の応用範囲を広げています。
過去の出店履歴
2009年 阪急百貨店 梅田本店「木工大辞典展出品」
2011年 デザイナーズウィーク出品
2013年 デザイン東京出品
2013年 IFFT interiorlifestyle living出店
2014年 アベノハルカス「ハルカスxmono」
2016年 新宿伊勢丹「ウィンザーチェアー展」に出品
そのほか木工大辞典に作例作家として掲載。
2017年アトリエ(作業場)を東京都足立区から台東区谷中に移転
歴史やものづくりが盛んな地域に移転し、ただ物を作る場所のみであった作業場を、それ自体がコマーシャルになるような「見せる作業場」に改変。
週末には「谷中工作室」として、木工教室やオリジナル商品の販売を行なって新たなサービスを始めたり、地域のイベントやコミュニティに参加し、地域活性化にも尽力しています。